厳しい暑さも落ち着き、朝晩が涼しく感じる秋のはじめ。しかしお母さんはお疲れ気味のようです。「夏バテの時季は過ぎたのにどうして?」と不安なお母さんは、研究員に相談することにしました。
夏バテの心配がなくなったのに、最近グッタリして…。原因が分からず困っているんです。
そのグッタリは、寒暖差による自律神経の乱れが原因かもしれません。秋に入って昼と夜の1日の寒暖差が大きい日が続くと、体温を調節する自律神経が乱れやすくなってしまうんですよ。
へえ、寒暖差が原因だったんですね! それじゃあ、自律神経の乱れはどうやったら整うんですか?
方法は色々ありますが、オススメは「温冷浴」です。「温冷浴」とは、冷たい水と温かい湯に交互に入浴する方法。自律神経の切り替えを繰り返すことでバランスを整え、正常な状態に戻します。銭湯や温泉などの施設なら湯船と水風呂で、自宅の場合は水風呂の代わりにシャワーを使って行ってください。
【自宅で行う温冷浴の方法】
- 熱め(42度程度)のお湯に約1分間つかる。
- シャワーの水(20度程度)を足元から首元にかけて約1分間かける。
- 1~2を3~5セット行う。
※温冷浴を終了する時は、シャワーで終わるようにする。
この方法だったらお風呂に入るついでにできるから、助かります!さっそく今日から試してみますね。
★研究員からのワンポイントアドバイス★
温冷浴を行うことで血行も促進されるため、冷え性や肩こりにも効果があります。ただし、通常の入浴より身体に負担がかかりやすいので、高齢の方は無理をせず、血圧や心臓などに持病のある方は控えてください。また、温冷浴の後は水分補給を忘れず行いましょう。