【感染症】免疫力向上のカギは腸内環境にあり!冬の感染症対策

咳き込むおじいちゃん

「ゴホ、ゴホ…」おじいちゃんは、インフルエンザなどのウイルスだけでなく、寒さや乾燥などへの対策など、冬場は体調管理に努めています。でも、今年はマスクがどこも売り切れ状態、ウイルスも流行っているので、家族はいつもに増して心配しています。

感染症リスクを高める冬の寒さと乾燥。

冬に感染症になるリスクが高まるのは、寒さと乾燥が原因。ウイルスは低温・低湿度な環境を好むため、長生きして感染力が強くなります。

一方、乾燥した空気によって喉や気管の粘膜が乾燥すると、ウイルスの侵入を防ぐ力が低下。寒さで体温が下がり、免疫力も落ちてしまうため、侵入してきたウイルスを撃退できず、感染症にかかりやすくなるのです。

感染症予防の第一歩は、まず侵入させないこと。

冬の感染症を防ぐための第一歩は、まずウイルスを体内に侵入させないこと。

ウイルスの感染経路には、手などに付着して感染する「接触感染」、咳やくしゃみの飛沫を介して感染する「飛沫感染」などがあります。こうして感染は、帰宅時などに石けんを使って手を洗ったり、マスクを正しく着用することで、予防することが可能です。

また、喉の粘膜に付着したウイルスが体内に侵入するまでには、最速で20分ほどかかるため、15~20分おきに水分を摂り、喉を洗い流すとともに、喉の乾燥を防ぐことも感染症予防に有効です。

ウイルスや細菌の侵入をブロック!

石鹸で手洗い

1.石けんで手洗い
帰宅時や食前、トイレの後などには、爪の間や手首まで、石けんで時間をかけて手を洗いましょう。

マスク

2.マスクを正しく着用
マスクは自分に合ったサイズを選び、鼻や顎、頬の部分にすき間がないように正しく着用しましょう。

水分

3.こまめに水分補給
15~20分おきに水分を一口補給し、喉を洗い流して、乾燥を防ぎましょう。

免疫細胞の約7割が腸内に存在している!

免疫力とは、体内に侵入してきたウイルスなどを撃退する力のことで、主には血液中の細胞の1つである白血球が担っています。白血球に含まれるリンパ球、顆粒球、単球などの免疫細胞は、ウイルスを直接攻撃したり、ウイルスを追い出す抗体を作ることによって、感染から身を守っています。

この免疫細胞、実はその約7割が腸内に存在しているといわれています。腸は口から入ってきた食べ物などの通り道であり、常にウイルスや細菌の危険にさらされている場所。身体に有害なものを侵入させないためには、多くの免疫細胞が腸内で活発に働く必要があるのです。

ところが、腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れ、悪玉菌が増えすぎると、免疫細胞の働きが低下し、ウイルスを撃退できなくなってしまいます。感染症を防ぐためには、善玉菌を増やして腸内環境を整え、免疫細胞を活性化することが重要です。

腸内環境を整えるとされる食材

発酵食品

腸内での消化・吸収を促進し、善玉菌を増やします。
味噌、キムチ、チーズ、酢

味噌、キムチ、チーズ、酢

大豆食品

便を柔らかくする上に、善玉菌の栄養源にもなります。
納豆、豆腐、おから、豆乳
納豆、豆腐、おから、豆乳

食物繊維

排便を促すほか、善玉菌の増殖を助けます。
ひじき、ごぼう、きのこ類、切り干し大根
ひじき、ごぼう、きのこ類、切り干し大根

腸内環境を整えて免疫力アップ!

腸内環境を整え、免疫力を高めるためには、まず、善玉菌を増やすのに役立つ食材を積極的に摂りたいもの。その上で、規則正しい食事や十分な睡眠を心がけ、趣味やレジャーなどで適度にストレスを発散することも大切です。

漢方素材、高麗人参の働き

高麗人参

高麗人参には、免疫力アップをサポートする様々な働きがあります。下記のほかにも、ストレス緩和にも効果を発揮することがわかっています。

高麗人参の効果1

善玉菌の一種である乳酸菌の増殖を促進!

善玉菌を増やすことで悪玉菌を減らし、免疫細胞が働きやすい腸内環境へと整えていきます。また、高麗人参には、免疫の主体として働く白血球を増やす働きがあります。

高麗人参の効果2

自律神経を整えることで便通を促し、腸内環境を改善!

高麗人参には自律神経を整える働きがあり、腸の動きを良くして便通を促すことで、腸内環境を改善します。

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