寒さが増し、空気も乾燥している冬のある日、祖母・みつは孫のケイのとある異変に気が付きました。
おや、ケイ。鼻の調子が良くないみたいだね。鼻づまりかい?
そうなんだ。鼻がつまっているせいで、時々ボーッとしちゃうし、夜も息が苦しくってなかなか眠れないんだ…。
それは大変…。そうだ、鼻がつまった時は鼻の周りを温めると、鼻の通りが良くなるんだよ。
そうなの、知らなかった! どうやって温めるの?
おばあちゃんは、いつも蒸しタオルを使って温めているよ。作り方はとっても簡単。一緒にやってみようか。
蒸しタオルにチャレンジ
- タオルを水に濡らして絞り、ラップに包みます。
- ラップに包んだタオルを電子レンジで1分ほど加熱します(※電子レンジがない場合は、お湯でタオルを浸して絞ってもOKです。)。
- 加熱したタオルで鼻全体を覆います。タオルが冷めるまでその状態をキープしましょう。
温めると、なんだか鼻がスースーしてきたよ!
よかった、よかった。これで今日はぐっすり眠れるね。
おばあちゃん、ありがとう!
Drハセ研究所 研究員の解説
鼻づまりの原因は、主に鼻腔の粘膜の腫れ、鼻汁のつまりなどが挙げられます。
鼻づまりになると、いびきや不眠、集中力や嗅覚・味覚の低下などが起こり、日常生活に様々な支障をきたします。さらに、鼻のかわりに口で呼吸すると、外気が鼻のフィルターを通らずに直接肺に入るため、ウィルスなどの病原体に感染しやすくなります。
鼻づまりがなかなか改善しない場合は、医師の診察を受け、適切な処置を行いましょう。