【動脈硬化】血管が老化!?生活習慣が招く命の危機!

動脈硬化動脈硬化は、年齢を重ねるとともにリスクが高まる病気なので、中高年の方は日頃からのケアが大切。もともと血圧が高く、運動不足ぎみだったおじいちゃんも、もしかして!? おばあちゃんも、かなり心配そうです。

血管が詰まり、血液の流れが滞ってしまう…

動脈とは、心臓から出る血液を全身に運ぶ血管で、身体のすみずみまで酸素や栄養素を届ける重要な役割を担っています。健康な動脈は、弾力性があり、しなやかですが、老化が進むと弾力性が失われて硬くなります。また、内部に悪玉コレステロールなどの物質が沈着したり、血栓が生じたりして血管が狭くなると、血液の流れが滞ってしまいます。このような状態が動脈硬化です。

血管のつまり

脳梗塞や野卒中など命に関わる病気に

動脈硬化は全身の動脈で発生しますが、特に起こりやすいのが、脳や心臓。脳の動脈硬化が進むと、脳の血管が詰まる脳梗塞や、脳の血管が破れる脳出血といった脳卒中が起こります。

動脈硬化は、次の3つに分けることができます。

粥状(じゃくじょう)硬化

動脈の内膜に、コレステロールなどの脂肪がドロドロの粥状物質になって溜まり、血管が狭くなります。大動脈や脳動脈、冠動脈など比較的太い動脈で起こります。

中膜(ちゅうまく)硬化

動脈の中膜に、カルシウムが溜まって硬くなります。大動脈や、足や首の動脈に起こりやすく、血管壁が破れることもあります。

細動脈(さいどうみゃく)硬化

脳や腎臓の中の細い動脈が硬くなります。主に高血圧が原因で起こります。

動脈の構造

動脈硬化対策の第一歩は、生活習慣の改善

動脈硬化の要因として挙げられるのが、まず肥満です。内臓脂肪が多くなると、血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪が増え、動脈硬化に繋がります。また、高血圧や糖尿病なども要注意です。こうした危険因子を避けるために有効なのは、運動や食事など日頃の生活習慣を見直すことです。
適度な運動は動脈硬化や、その危険因子である肥満、高血圧、糖尿病などの予防に役立ちます。ウォーキングや水泳などの有酸素運動を中心に、毎日30分以上を目標として、身体を動かしましょう。

 

動脈硬化に効果的とされる食材

青魚(イワシ・サバ・サンマ)


血液中のコレステロールや中性脂肪を低下させて、血液が固まりにくくする不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。

大豆


血液中のコレステロールを減少させるリノール酸が摂れます。

ごぼう


小腸でコレステロールの吸収を妨げて、排泄する働きがある食物繊維が豊富です。ごぼうの他に、海藻類やキノコ類、こんにゃくなどにも食物繊維は多く含まれています。

摂り過ぎに注意したい食材

肉、卵、バターなどに含まれる動物性脂肪は、動脈硬化の発症、進行を早めます。また、塩分は高血圧、糖分は糖尿病の原因となるので取りすぎないように注意が必要です。

漢方素材、高麗人参の働き

高麗人参

動脈硬化を引き起こす肥満や高血圧、糖尿病の予防、改善してくれるのが、高麗人参です。具体的な効果としては、まず血液の巡りを良くし、基礎代謝を向上させて肥満を解消。血液をサラサラにする働きは、高血圧の改善にも役立ちます。
また、高麗人参の有用成分ジンセノサイドRb1、Rb2、Rcを糖尿病ラットに与えた実験では、血糖値、総コレステロール値、中性脂肪値などに低下が見られ、糖尿病などの生活習慣病への有用性も確認されています。

臨床試験結果

高麗人参の肥満への効果

1粒300mgの高麗紅参組成物を7ヵ月間、1日3粒で飲用。さらにその後2ヵ月間、飲用を中止しました。試験中、日常生活のスタイルは変えず、摂取時間は自由としました。

試験の結果、肥満者は高麗紅参の継続的な飲用によって体重が減少しましたが、飲用を中止すると肥満に戻る傾向が見られました。

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