【ストレス】身体にも影響が!？あなたは心のバランス、大丈夫？

日頃ストレスを感じているお父さん。仕事量が多すぎて残業が続いたり、会社の人間関係が上手くいかなかったりと気持ちが落ち込みがち…。最近は、胃痛や不眠といった症状が現れるなど、ストレスによる心身の不調に悩まされているようです。

ストレスは大きく２つの種類がある！

ストレスには、主に精神面の緊張など身体の内側から感じる内的ストレスと、寒暖差や怪我など身体の外側から受ける外的ストレスがあります。通常、私たちの心と身体はストレスを感じると、それに抵抗しようとする力が働きます。ところが、ストレスを感じる状態が長引くと、ストレスに対する抵抗力が弱まって心身に不調が現れるのです。

ストレスを受けるたび、深刻化する心身の不調。

下図のように、ストレスによる不調は段階を追うごとに重くなります。

初期の警告反応期には倦怠感や肩こり、気持ちの苛立ちといった症状が起こります。次に抵抗期に入ると、血糖値の上昇や血圧の変調、胃痛などが表れます。さらに疲はい期になると不眠や潰瘍、うつなどの重篤な症状になり、ついには自力での解決が困難に…。思わぬ不調を招かないためにも、いち早く自分のストレス状態に気付き、対処することが大切です。

長期に及ぶストレスが不調の原因に

ストレスを感じた時、私たちの心と身体はストレスに抵抗しようとします。しかし、ストレスが長引くと、抵抗力が弱まって心身に不調が現れるのです。この不調は、警告反応期・抵抗期・疲はい期の順に悪化します。

＜警告反応期＞
ストレスへの自覚症状がなく、若干の不調を感じる時期。ストレスに対する抵抗力が働き始めます。

＜抵抗期＞
ストレスに対する抵抗力が強くなる時期。一見、健康そうに見えますが、心身ともに無理をしている状態です。

＜疲はい期＞
過度なストレスによって、疲れ切っている時期。抵抗力が弱まり、心身の不調が重症化します。

改善のカギは、自律神経のバランス！

自律神経とは、感情をコントロールしたり呼吸や消化吸収など身体の重要な機能を管理している神経のこと。活動を促す交感神経と休息を助ける副交感神経からなり、この２つがバランスよく働くことで健康な状態を維持します。

ストレスを感じると、自律神経のうち交感神経が刺激されてバランスが崩れて様々な不調が現れます。ストレスによる不調を防ぐには、いかに気持ちをリラックスさせて副交感神経の働きを高めるのかが重要になります。

自分に合ったストレス解消法を見つける！

外的ストレスは、気候に合わせて衣服を調整などして対策ができます。難しいのは、精神的ストレスを溜め込まないこと。ストレスにより不調を遠ざけるためにも、普段から精神的ストレスの解消法を知っておくことが大切です。

精神的ストレスの解消法は人それぞれ異なりますが、およそ４つのタイプに分類されると考えられています。それぞれのタイプを見てみましょう。

１．動いて精神的ストレスを発散する「動的・発散タイプ」

２．静かに精神的ストレスを発散する「静的・発散タイプ」

３．動きながら精神的ストレスを浄化する「動的・浄化タイプ」

４．静かに精神的ストレスを浄化する「静的・浄化タイプ」