ある日の午後、金氏(かねうじ)家にお隣のDr.ハセ研究所で働く研究員がやってきました。
ごめんくださーい!
実は今朝、研究所でお世話になっている方から、たけのこをいただいたんですよ。研究所のメンバーだけでは食べきれないので、金氏さんにもおすそわけしようと思って。
え、ありがとございます!たけのこって食物繊維がたっぷり含まれているんですよね。最近、お通じが悪かったから、嬉しいわ♪
他にも、たけのこには、身体に必要な亜鉛やカリウムなどのミネラル成分も豊富なんですよ。ぜひ育ち盛りのお子さんにオススメしたい食材です。
そうなんですね!だた、うちの子どもたちは、以前にアク抜きを失敗したたけのこを食べたせいで、たけのこが苦手なんです。「苦くて嫌だ!」って言って…。
たしかに、アク抜きを上手くできないと苦味やエグ味が残るのが、たけのこ料理の難しいところですよね。アク抜きをする時は、米ぬかと赤唐辛子を使うのが一般的ですが、米のとぎ汁や食用の重曹でも代用できるんです。コツはゆで汁が冷めるまで待つこと!ゆで終わってすぐに調理すると苦味やエグ味が残ってしまうそうです。
なるほど!じゃあ、さっそく今日は、子どもたちも食べられるようにしっかりアク抜きをして、たけのこご飯をつくりますね。
ぜひ試してみてください!
★Drハセ研究所 研究員のワンポイント★
今回の食材:たけのこ
旬:3月~5月頃
春の味覚の代表格であるたけのこは、食物繊維の中でも「不溶性食物繊維」を豊富に含んでいます。不溶性食物繊維には腸内で水分を含んで膨らみ、腸を刺激することで便通をスムーズにする効果があります。しかし食べ過ぎると、逆に便が硬くなって便秘を悪化させることがあります。食べ過ぎや水分の摂らなさすぎには注意しましょう。